終わりました!!

2011年07月14日(木)

南相馬市原町区の塗装屋、原町美装です。
本日、日立原町電子工業様の塗装現場が、無事終わりました!!
5月26日から始まり、長い現場となりました。
途中、雨にも多くぶつかりました。施工開始から実働日は34日、雨降りで出来なかったのが9日もありました。
ムシムシと暑い日が多く、突然雨が降りだす日もあったり、現場の職人たちは本当に大変だったと思います。今回は、知り合いの職人さんにも手伝っていただきました。皆さん、本当に本当にお疲れ様でした。
今やっている原町区ホテル西山様の外装内装の補修工事は、あと1週間くらいかかりそうです。
引き続き、健康管理と安全管理に気を付けてやって行きたいです!




南相馬市の現状について、個人的な思い

2011年07月08日(金)

今日は、個人的な思いを書かせて下さい。

最近のブログでは、南相馬市の状況や原発のことなどを書く事が減っていました。震災から3ヶ月以上が経って、南相馬市民のでも、状況が様々になって来ました。環境や立場によって、気持ちや考えも違います。ですので、書けませんでした。
南相馬市に残る人。他県に避難する人。避難所に居る人。家族は避難させて南相馬市にひとり残る大黒柱。

どの立場の人も、ものすごく悩み、苦しんで考えた末の結論。家族を、大切なものを思って。しかし、どれをとっても完璧はあり得ない。
南相馬市に残れば、住み慣れた土地に居れるし、復興に向けた実感が感じられるかもしれません。しかしながら、いくら大丈夫と言われても、何の保証もないし、万が一の時は誰が責任を取ってくれる訳でもなく自分の責任です。その万が一の代償は、あまりにも大きく、どうする事も出来ないかもしれない・・・原発と放射能に対する恐怖をずっと感じ続けながら生活しなければ行けないのです。
一方、家族を避難させて1人南相馬市で仕事をするお父さんも多いですが、家族離ればなれで生活しなければ行けない苦しさも、大変なものでしょう。遠くに避難させた場合は、しょっちゅう会いに行ける訳ではありません。会えない事は寂しいし、状況が状況だけにお互い心配でしょう。また、「何で会いに来てくれないの!」とケンカになったとか、実際に離婚してしまった、という人も居ると聞きました。お互いにそれぞれの土地で頑張って居るのに、悲しい事です。
他県に家族で移った人や、避難所生活をして居る人もきっとそれぞれ、他の立場の人とは違う苦しみがあると思います。その苦しみの中身は想像にしかならないので、ここでは書きません。
ところが一方で、相手が良く見え、羨ましく思ってしまう事もあるかもしれません。あまり具体的に書きたくはありませんが、「あちらでは、こんな心配ないのだろう」といった気持ち的なものだったり、「補償の違い」の様な金銭的・物質的なものだったり、色々でしょう。
悲しいのは、それが原因で、違う立場の人を傷つけてしまったり、仲が悪くなってしまったり・・・。同じ南相馬市民同士でそういう事がある現状が、ものすごく辛いです。
一生懸命やっていても苦しさは増すばかりで放射能も改善しないし、国を当てにもできないし・・ともすると、一生懸命やっている事自体が馬鹿げて思えて来たり、うまく立ち回った方が良いのではないか、そんな風に思ってしまうこともあるかもしれません。
悩み苦しみ抜いた末のの結論でも、ニュースや人の言葉を聞いて、自分の選択は良かったのか、自己満足に過ぎないのではないか、と、また悩んだり。
普通の生活がしたい、家族で安心して暮らしたいという思いは、みな同じはずなのに。
結局、まとまった結論も出ません。こうやって書く事自体も自己満足に過ぎないのかと思ったり、読んで不快になる人、キレイ事と呆れる人もいるだろうと思ったりもしています。
個人的な思いになってしまいますが、安心が一番欲しいです。その為に自分が出来る事はやる、そして国や自治体に望むのは、内部被曝の早急な検査・長期的な健診など健康面でのサポート、土壌の除染など放射能を下げる早急な除染の取り組み。しかしながら、なかなか早急には行っていない現状。また、始まった時にも順番があるから、早くやった人が羨ましく思える事もあるかもしれません。どうか、全市民に少しでも早く検査や除染が出来ます様、県にお願いすれば良いのか、国にお願いすれば良いのか分かりませんが、この場を借りてお願いします。
最後になりますが、私も自分の家族が大切で、それだけ考えていれば良いのかもしれませんが、南相馬市のことも大切で何とか頑張って復興してもらいたいと思うのです。すぐには無理でしょうし、以前と同じには無理でしょう。それでも、除染等で放射能の心配の無い綺麗な土地に戻る事、人間関係も、原発事故が原因の色々なイサカイ無く付き合える様に戻れたら良いのにな、と思います。
注文が多いですが、あとは、頑張っている人が報われて欲しいです。キレイごとは百も承知ですが、そう思うのです。




雨の季節

2011年06月23日(木)

南相馬市の塗装屋、(有)原町美装です。
東北地方も21日から梅雨入り。本日も朝から雨が降り、ジメジメとした天気でした。
雨の季節は、ペンキ屋泣かせの季節でもあります。
本日も、外で塗装作業の現場はお休みとなってしまいました。
しかしながら、自然にとってや、農家の人にとって、雨が必要なことも事実。
私たちにとっては難敵の梅雨ですが、その時出来る事を一生懸命やるしかありません。
昨日の暑さの中疲れた身体を休ませる事も大切。書き物の仕事をやるのも大事な仕事。雨でも見て来れる現場を見て来たり、工務店さんの所にお邪魔したり・・・。
各々が、やれる事をやった、意味ある「雨の休日」だったのではないのかな、と思います。




塗装職人、見習い募集

2011年06月16日(木)

南相馬市の塗装屋、(有)原町美装です。

今週は、雨の日が多く、外での塗装は出来ない日がありました。(日立原町電子工業様の現場)

しかし、丸三製紙工場様の現場はほぼ終わりましたし、原町区O様邸は完了し、原町区の高田旅館様の外壁補修に入りました。

おかげ様で、仕事も9月の終わりくらいまでは色々と決まっており、有難い限りです。

そこで、(有)原町美装では、塗装職人、ならびに見習いを募集しております。

経験者は大歓迎です。見習いとして、若い方も大募集です。

詳細は、ハローワーク原町の方にも出していますが、経験を考慮し、給料などは話し合いで決めたいと思います。

各種保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)あります。

とても、やりがいのある仕事です。




南相馬市、井戸水の検査をして欲しい

2011年06月11日(土)

南相馬市の塗装屋、(有)原町美装です。

突然ですが、南相馬市では、井戸水を使って生活している方が多いです。

そのため、「地下水(井戸水)の、放射能測定をして欲しい」という声がすごく多いです。

しかし、今現在はやってもらえません。

水道水と同様、その水で生活しているのですから、早急に検査をして欲しいです。

そのためには、測定する機械が必要です。市でも国でも、はやくその機械を南相馬市に用意して欲しいと思います。

本当に生活に即した問題は、霞が関で考えているだけでは、分からないことがたくさんあると思います。南相馬市に住んでみてでも、ぜひ実態を見てもらいたい、と思うのです。




南相馬市の塗装屋近況報告

2011年06月07日(火)

南相馬市の塗装屋、(有)原町美装です。

久しぶりの更新になってしまいまい、申し訳ありません。まずは仕事の近況について、ご報告いたします。

仕事の近況

先週から引き続き、(有)佐藤建業様の現場、日立原町電子工業様 の排水施設のタンク等の塗装をやらせていただいております。こちらは、一か月ほどの施工期間になりそうですので、安全に注意して気を引き締めてやっていきたいです。また、外の現場ですので雨だと塗装する事ができません。晴れの日が続くと良いです。

その他、先週は、(有)小谷津工務店さまの現場、郵便局の寮の内部、壁や枠などの塗替えを行いました。また、原町区と鹿島区の戸建住宅で、地震の補修ということで、壁などの塗装を行いました。

今日からは、原町区の建設会社、関場建設㈱様の現場で、丸三製紙工場㈱様の建屋の塗装に入りました。

田島建築様の現場、原町区 S様邸 蔵の補修も始りました。

だんだんと、暑さも増してきた頃です。体調管理と安全に気を付けて、しっかりとやっていきたいです!

事務所の近況

セッコクの花が咲きました!咲く年と、咲かない年があるのですが、今年は咲きました。ツバメと同様、縁起が良いなあ、と思います。そのツバメは、卵を5個産みました!一生懸命卵を抱いている姿は、とても愛くるしいです。(写真は、鏡を使って、中の卵を撮影したものです。見えるでしょうか?)

 

  

そして最後は、(有)原町美装の看板犬 オハナ です!




塗装屋のツバメ(南相馬市原町区)

2011年05月26日(木)

南相馬市の塗装屋、(有)原町美装です。

仕事の近況

昨日までは、(有)小谷津工務店様の現場、南相馬市原町区 I様邸 新築工事にて、外壁塗装を行いました。

本日からは、(有)佐藤建業様の現場で、南相馬市原町区 日立原町電子工業㈱様の、排水施設のタンク等の塗装をしております。

日立原町電子工業様は、原発事故の風評被害の影響で、工場の一部が山梨に移転するなど、ニュースにもなっていました。当社でも、何度も塗装をさせていただいておりますし、何よりここ原町区では大企業ですので、残念なニュースではあります。しかしながら、残って事業を続けている部署もあります。私たちの親戚の方も、原町の工場に残って頑張ってらっしゃる方がいます。移転して空いた部分に、新たなラインがやって来る事を願います。

ツバメの巣

  

原町美装の事務所玄関に、ツバメの巣が出来ました!

写真は左から、13日・19日・22日の様子です。

ツバメは10日にやって来ました。巣を作る場所を探して、事務所内に入って来たりもしました。(その時は、事務所壁に掛けてある「建設業許可」の看板の上が気に入ったみたいで、何度も止まっていました) 結局、玄関ドアの上、クギの打ってある場所に決めたようです。

作り始めの頃は、なかなか進みませんでした。原発事故の影響で、田んぼに水をはっていないので、田んぼの泥がなかなか無いのでしょう・・。そんな訳で、巣の材料がなかなか無く、一生懸命行き来して飛んでいるものの、なかなか巣は大きくなりませんでした。

しかし、毎日毎日、私たちが起きる前から働き始め、日が沈むまで、せっせせっせと泥や藁を運び、そしてついに完成しました!!

つがいのツバメが一生懸命働く姿、毎日少しずつ巣が大きくなっていく姿に、とても感動しました。

原町美装に、ツバメが巣を作るのは私が知る限り初めてです。「ツバメは幸福を運んでくる」と言いますが、こんな時だからこそ嬉しく、ツバメの姿に力をもらった感じです。




東電、企業向け補償説明会(南相馬市原町商工会議所にて)

2011年05月20日(金)

南相馬市の塗装屋(有)原町美装です。

本日、南相馬市原町商工会議所にて、東電の方がいらっしゃり、中小企業向け補償説明会がありました。

10時からの部と、13時半からの部があり、私は午前の部、主人は午前仕事だったものですから午後の部に出席して来ました。

ここでは、午前の部について書きます。

会場には、座れない方も大勢いらっしゃるほど、たくさんの人が説明を聞きに来ていました。

しかし、説明会の最後には半分の人が席を立って帰ってしまっていました。

東電の話に、がっかりしたからです。

「いつ仮払いがされるのか?」

「補償の範囲・期間は?」

「どのような手続きになるのか?必要な書類等は?」

私たちが聞きたかった質問に対して、東電サイドは「いま、話し合っているところです」「はっきりした事は言えません」「検討中です」の一点張り。

各具体的な質問に、はっきりした具体的答えを聞く事はまったく出来ませんでした。

会社のことで毎日悩み、一刻も早い仮払いが求めららる中、みな、今日の説明会で具体的な方向性が出るのではないか・・との思いで出席しましたが、結局中身がある話は何もなく、いったい何のために今日集まったのか・・苛立ちや落胆する出席者の声ばかりが聞こえて来ました。私もそうです。

南相馬市の各企業、原発の避難指示・屋内退避指示により、甚大な被害を受けました。今もまた、おそらくこれからも、放射能の問題と、そして大きな風評被害と戦っていかなければなりません。

原発事故後の営業損害で、資金繰りはどこも深刻です。補償は一刻も早いものを望みます。

そして、避難指示や放射能の問題により、多くの会社が、人材・顧客・仕事の出来るエリアを喪失しました。長年かけて築いてきたものを原発事故により奪われてしまいました。そしてその喪失は、今だけの問題ではなく、これからもずっと続く損害です。企業形態により、損害内容も多種多様です。東電には、幅広い補償範囲・補償期間を望みます。




南相馬市原町区にて、浴室の塗替え

2011年05月18日(水)

 

南相馬市の塗装屋(有)原町美装です。

今日は、南相馬市原町区K様貸家浴室塗替え工事について、書きたいと思います。

黒カビでかなり汚れた白壁。まずは、それらを全てはがしました。そして、下地材を塗りました。はがした壁は、一斗缶ひとつ分もありました。

 

その後、吹付けしたのが、下の写真です。天井も同様に吹き付けしました。見違えるような白になりました!撥水効果のある塗料なので、浴室でも10年間は持ちます。作業はこの後、テープやビニールなどの養生をはがします。

 

K様貸家では、浴室の他に、追加工事で玄関と物置屋根の塗装も御依頼いただきました。

写真は、錆止めを塗っている所です。今日、無事に作業も終わりました。どうもありがとうございました。

話題は変わりますが・・・、前回のブログでご紹介した「借上げ住宅」の件。18日の福島民報に記事が出ていたようです。福島民報3面左上です。「民間賃貸住宅を被災者が自ら確保したケースでも、県名義の契約に置き換えた場合は公費で助成する仕組みになっており、政府は当初予想していなかった「緊急時避難準備区域」内などでの入居にも適用する方針だ」と。どうか迅速な対応を願います。




南相馬市小高区からの避難について

2011年05月18日(水)

南相馬市の塗装屋(有)原町美装です。

今日、原発から20km圏内となっている、南相馬市小高区から避難して、現在は南相馬市原町区のアパートで生活している親戚を訪ねて来ました。

おじいさん、おばあさんから、ひ孫の代までの、6人家族です。日中は、子供は学校、若い人たちは仕事に行っているので、訪ねた時は、おじいさんとおばさんだけでした。

2人とも、アパート生活は初めて、とのことで、「鍵の掛け方も分からないし、借り物なので、とても気を遣う」と言っていました。また、ずっと小高区で生活して来たので、周りには知っている人も誰もおらず、電話もつないでないので誰とも話せずずっと家にいるので辛い、と話していました。

その家族は、20km圏内に避難指示が出た時、原町の避難所に来ました(その時は、避難所では大変だと思い、我が家にも泊ってもらいました)。その後、原発の水素爆発もあり原町区も危険かもしれないということで、郡山の避難所に行きました。その後、相馬の避難所に行きました。

働いてらっしゃる2人の職場が原町区だということもあり、相馬市や南相馬市鹿島区でアパートなど住める所を一生懸命探したそうですが、既にどこも一杯で、空いていなかったそうです。そこで、現在の原町区のアパートに住む事になりました。

しかし・・・、南相馬市の原町区のアパートでは、「民間住宅の借上げ」の対象にならない、というのです!福島県では、住宅の全壊などで住宅がない世帯や、原発事故による避難指示により避難している住民の住宅対策として、民間賃貸住宅に入居した避難住民の当該民間賃貸住宅を県との賃貸借契約に切り替え、借上げ住宅とする措置を取っています。

しかしながら、現状では、南相馬市原町区の物件は対象外だと言うのです。

南相馬市小高区から避難して、原町区に物件を借りている人は多いです。職場が原町区にある人が多いからです。

原発事故の避難指示によって同じ様に避難してきているのに、補助が出ないのはおかしいと思います。職場が原町にあるなどの理由で、原町区でしか生活できない人もたくさんいるのです。原町区以外で借りようと思っても、北に隣接する鹿島区や相馬市は既に物件は一杯になっています。南側は原発側ですから同じ様に避難地域ですし、東側は海、西側は飯館村で避難地域。原町区にしか借りる所はないのですから。

親戚のところを訪ねた後、避難所となっている原町第二中学校を訪ねました。仕事で大変お世話になっていた、小高区の建具屋さん夫婦が避難している、と、その親戚から聞いたからです。

建具屋さん夫婦は、とても喜んでくれました。ここで避難所は4か所目だそうです。仕事の依頼の電話もたまに来るそうですが、簡単な工具は持ってきているものの、機械は小高区の工場にあって、取りにも行けない状況だそうです。もし取りに行く機会があっても大きな機械なので置く場所もなく、どうしようかと思っている、とおっしゃっていました。

写真は、第二中学校2階の多目的ホールの様な場所。休憩スペースとなっている場所で、建具屋ご夫妻と談笑する母です。

帰り際、駐車場まで送って下さった奥様。「どうもありがとう」と涙を浮かべてくれた姿が忘れられません。