南相馬市の現状について、個人的な思い

2011年07月08日(金)

今日は、個人的な思いを書かせて下さい。

最近のブログでは、南相馬市の状況や原発のことなどを書く事が減っていました。震災から3ヶ月以上が経って、南相馬市民のでも、状況が様々になって来ました。環境や立場によって、気持ちや考えも違います。ですので、書けませんでした。
南相馬市に残る人。他県に避難する人。避難所に居る人。家族は避難させて南相馬市にひとり残る大黒柱。

どの立場の人も、ものすごく悩み、苦しんで考えた末の結論。家族を、大切なものを思って。しかし、どれをとっても完璧はあり得ない。
南相馬市に残れば、住み慣れた土地に居れるし、復興に向けた実感が感じられるかもしれません。しかしながら、いくら大丈夫と言われても、何の保証もないし、万が一の時は誰が責任を取ってくれる訳でもなく自分の責任です。その万が一の代償は、あまりにも大きく、どうする事も出来ないかもしれない・・・原発と放射能に対する恐怖をずっと感じ続けながら生活しなければ行けないのです。
一方、家族を避難させて1人南相馬市で仕事をするお父さんも多いですが、家族離ればなれで生活しなければ行けない苦しさも、大変なものでしょう。遠くに避難させた場合は、しょっちゅう会いに行ける訳ではありません。会えない事は寂しいし、状況が状況だけにお互い心配でしょう。また、「何で会いに来てくれないの!」とケンカになったとか、実際に離婚してしまった、という人も居ると聞きました。お互いにそれぞれの土地で頑張って居るのに、悲しい事です。
他県に家族で移った人や、避難所生活をして居る人もきっとそれぞれ、他の立場の人とは違う苦しみがあると思います。その苦しみの中身は想像にしかならないので、ここでは書きません。
ところが一方で、相手が良く見え、羨ましく思ってしまう事もあるかもしれません。あまり具体的に書きたくはありませんが、「あちらでは、こんな心配ないのだろう」といった気持ち的なものだったり、「補償の違い」の様な金銭的・物質的なものだったり、色々でしょう。
悲しいのは、それが原因で、違う立場の人を傷つけてしまったり、仲が悪くなってしまったり・・・。同じ南相馬市民同士でそういう事がある現状が、ものすごく辛いです。
一生懸命やっていても苦しさは増すばかりで放射能も改善しないし、国を当てにもできないし・・ともすると、一生懸命やっている事自体が馬鹿げて思えて来たり、うまく立ち回った方が良いのではないか、そんな風に思ってしまうこともあるかもしれません。
悩み苦しみ抜いた末のの結論でも、ニュースや人の言葉を聞いて、自分の選択は良かったのか、自己満足に過ぎないのではないか、と、また悩んだり。
普通の生活がしたい、家族で安心して暮らしたいという思いは、みな同じはずなのに。
結局、まとまった結論も出ません。こうやって書く事自体も自己満足に過ぎないのかと思ったり、読んで不快になる人、キレイ事と呆れる人もいるだろうと思ったりもしています。
個人的な思いになってしまいますが、安心が一番欲しいです。その為に自分が出来る事はやる、そして国や自治体に望むのは、内部被曝の早急な検査・長期的な健診など健康面でのサポート、土壌の除染など放射能を下げる早急な除染の取り組み。しかしながら、なかなか早急には行っていない現状。また、始まった時にも順番があるから、早くやった人が羨ましく思える事もあるかもしれません。どうか、全市民に少しでも早く検査や除染が出来ます様、県にお願いすれば良いのか、国にお願いすれば良いのか分かりませんが、この場を借りてお願いします。
最後になりますが、私も自分の家族が大切で、それだけ考えていれば良いのかもしれませんが、南相馬市のことも大切で何とか頑張って復興してもらいたいと思うのです。すぐには無理でしょうし、以前と同じには無理でしょう。それでも、除染等で放射能の心配の無い綺麗な土地に戻る事、人間関係も、原発事故が原因の色々なイサカイ無く付き合える様に戻れたら良いのにな、と思います。
注文が多いですが、あとは、頑張っている人が報われて欲しいです。キレイごとは百も承知ですが、そう思うのです。