私、(有)原町美装 代表 菅野 知洋は現在南相馬市原町区に戻っております。
この南相馬市原町区で再び事業を再開すべく本格的に始動いております。
とは、言うものの仕事としては、震災前からの仕事が残っている位で
その後は、白紙と言うのが現状です。
20㎞~30㎞の屋内退避地区と言う観点から原町区において外に出て仕事をする事を
行政としては宜しくないと聞いています。(ダメとは言っていない。)
隣の相馬市はすでに復興に向け動き出しています。
南相馬市だけが取り残されていると感じているのは私だけでは無い筈です。
正直、焦りも有ります。だけどもう、立ち止まるのはやめます。
南相馬市の事業者が今、歩みを止めてしまったら、
やっと灯り始めた復興の灯を消してしまうことになると言う思いから
とにかく出来る事からやっていきます。
今日のお昼の事、職人の門馬君が避難先の山形から訪ねてくれました。
震災後3週間ぶりでした。
震災からこれまでの事、そして、これからどうして行くべきか、
私、私の両親、高島職人、門馬君で顔を合わせ話す事が出来ました。
南相馬市で会社として維持して行くべく雇用の助成金なども視野に入れ
様々な可能性を否定せず会社や従業員の生活を守っていける様
私はやらなければならない。
ちょっと硬くなったので余談ですが、ウエシマ作戦って知っていますか?
そうダチョウ倶楽部の「どうぞ。どうぞ。」のギャグから由来するもので
「どうぞ。どうぞ。」とみんなで譲り合って行こうと言うキャンペーンみたいなものですが、
私の1歳半の娘が最近良く使う言葉がこの「どうぞ。」です。
自分のお菓子を私へ差し出し「はい、どーぞ。」と
口の回りにお菓子のカスをいっぱい付けて言います。
私も「ありがとう」と答えると満面の笑みを浮かべてくれます。
震災後なかなか休まらない心もこの時は癒されます。