南相馬市の塗装屋(有)原町美装です。
今週は、父の代からお世話になっているN様の貸家の補修をやらせていただいております。震災の津波で家を流された方が入居したい、とのことで、急ぎでやって欲しいとご依頼いただきました。入居を待っていらっしゃるお客様の事を考えると、一日でも早く入りたい気持ちだと思います。スピーディかつ丁寧に、やらせていただきます。
ところで、今回の震災後、地震保険の査定を受けられた方はいらっしゃいますでしょうか。菅野家の自宅にも、保険会社の方が訪ねて来ました。被害状況を確認したい、とのこと。
地震保険には、[建物]と[家財]があります。ここでは、[建物]について書きます。[建物]の損害の程度には「全損」「半損」「一部損」があります。「一部損」とは、地震による被害で主要構造部の損害の額が、その建物の時価の3%以上20%未満となった場合で、建物の地震保険の金額の5%が支払保険金となります。ちなみに、主要構造部とは、木造の在来軸組工法の場合ですと、柱・基礎・屋根・外壁が対象となります。(日本損害保険協会 地震保険についてのご案内パンフレットより)
我が家にいらっしゃった保険会社さんの話ですと、GWで南相馬にも大分人が戻って来ただろう、ということで、担当者で一斉に家々をまわったそうなんです。私もそうだったのですが、避難していたり、原発問題のことが心配だったりで、自宅の被害状況を未だ確認していない方も多いと思います。まだまだ大変な中、そこまで行かない方も大勢いらっしゃるとは思いますが、少しずつでも落ち着いて来た方は、地震保険の方に来てもらって御自宅を見てもらうのも、いいのではないかな、と思いました。
外壁のひび割れにつきましては、原町美装でも補修を行っております。落ち着いてからで構いません。いつでもどうぞ、お気軽にご相談下さい。
最後に、南相馬市原町区の街の様子も少し書きたいと思います。
昨日は、ヨークベニマル原町西店に行って来ました。GW明けて、人も大分戻って来た様子。スーパーの中では、久々に再会した方たちが、「どうしてた?」などと立ち話をしている様子が多く見られました。学校のジャージを着てお母さんと一緒に買い物をしている子供も多かったです。3時半頃だったので、おそらく、学校終って迎えに来てもらった後だったのでしょう。(南相馬市原町区の小中学生は、緊急時避難準備区域の外である南相馬市鹿島区の学校に行っています。例えば、原町三小の子供の例です。朝、まずは原三小に行きます。原三小から皆でバスに乗って鹿島の小学校に行きます。場所を借りているだけなので、生徒や先生は原三小のままです。)
写真は、ヨークベニマル原町西店の駐車場の様子と、店内の様子です。駐車場は車が多く停まっています。店内は、立ち話をする人の様子、レジで混み合っている様子です。